大西憲司設計工房[大阪/設計事務所]Kenji Ohnishi archtect

O邸

O House
2008

築30年、3LDK、間口3.5間、80㎡のマンション、南バルコニーに面した間口1.5間の和室、2間の洋室居室が二つ。玄関横に6帖の洋室、反対側に水回り、中央にキッチン、ダイニング、リビングの1970年代に建てられた共同住宅の典型的な間取りのプランである。夫婦、子供2人(成人)の家族4人が暮らすこの住まいの改修では、今までの形態を残さず一新し、近い将来の家族構成の変化や、生活スタイルにフレキシブルに対応できるプランを考えた。

間取りの基本的な考えは、ワンルームのように広く使え、家族の空間を完全に独立させず、障子や引戸などで曖昧に柔らかく引き離し、家族がお互いの気配を感じ取ることが出来るようにした。窓の無いユニットバス、洗面をケヤキが美しく見える既存の窓に面して、浴室、洗面を配し、西側の窓から眺められるケヤキや、障子で仕切られた和室が連続した空間となり、緑や光、風が抜け、気持ち良く日々の生活が楽しく過せるように考えた。

又、梁を隠した間接照明の演出により、夜は昼間とは違った雰囲気になり、魅力的な空間となる。

所在地:京都府宇治市

構造:RC造

写真:大西憲司設計工房

作 品

PIECES

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