建物は、堺市の「百舌鳥・古市古墳群」世界文化遺産国内推薦に含まれている履中天皇陵に面している。

東側の購入された住宅と今住んでいる住宅をブリッジで繋ぎ、プライベート棟と、パブリック棟に分け、御陵の緑と水や風など、季節の移ろいを感じながら暮らせる家族4人のリノベーションである。

住みながら工事が出来るように、1期・2期に分けて進めた。完成した1期工事のパブリック棟は、1・2階共南側を全面開口部にして、御陵の景色を取り込んだ。

1階は、広いデッキテラスを介してリビング・ダイニング・キッチンの一室空間と水面が繋がる。

又、2階の洗面・浴室からの眺めや、夕日を楽しむことができる。引き続き2期工事が始まっている。

所在地：大阪府堺市

構造：地上2階鉄骨造

敷地面積：176.53m²

建築面積：63.97m²

延床面積：130.53m²

写真：福澤昭嘉