工事完了とはじまりの予感
category: プロジェクト
20151208
長らく期間があいてしまいました...
進捗段階でのブログ更新がなかなかままならずでしたが、
先日無事に S邸 の工事完了を迎えることができました。
(前回更新が 次世代のマテリアル でしたので瞬間移動的更新です。)
少し、完成した住まいの様子を紹介致します。
まずは外観。
2階の垂木天井のあたたかさが、通りを行く人たちにも感じてもらえますように。という外観。
続いて内部、和室。
黒く塗られた備長炭入りのジュラク壁、杉板の落とし掛けや肥松の地板、ヨシズ天井に晒竹の押縁。それらの素材からうまれる空気感を、静かに立つ黒皮鉄の床柱が締めてくれています。
2階にあがると、
ピーラー(米松)の垂木天井が迎えてくれるおおらかな空間が広がります。正面に見えるのは、お子様用に低めに設置した洗面台とベンガラ塗の...なんとトイレなんです。
そういえば、なぜか最近トイレの居心地の話を職人さんやお施主さん方からよく聞きます。
少し小さめのあの空間がなんだか落ち着くという話。
そして、落ち着けるような居心地のある空間にしたいよねという話。
ただそれは、なぜか男性からしか聞かない話。
(僕自身もちょっと共感していたり...)
リビングです。
他室より一段下がる設計となっており、より天井の大らかさが感じられるような空間となっています。備えられた暖炉は、この場所に帰ってくるご家族をあたたかく迎えてくれています。(オープンハウスの際には、案内をする僕らスタッフも温かく迎えてくれていました(笑))
と、写真はここまで。詳しくは竣工写真の更新を乞うご期待!です。
工事に関わって下さったたくさんの方々に、
そしてなにより、Sさんご家族、本当にありがとうございました。
オープンハウスの後の帰路につく頃、冬の澄んだ空気の中にやんわりと暖炉の煙が白く立ち上っている情景が、新しい生活のはじまりを記しているようでした。
(暖炉、いいな~)